手打ち野球ベースボール・ファイブ、横浜で初の全国大会 男女混合でバットやグラブ使わず、初代王者に横浜隼人高も

出場した横浜隼人高の選手ら=横浜武道館

 男女混合の手打ち野球ベースボール・ファイブ(B5)の日本選手権が4日、横浜武道館で初めて開催された。18歳以下によるユースの部では、横浜隼人高A(神奈川)が決勝で市立船橋高(千葉)をストレートで破り、初代王者に輝いた。主将の藤原雄輝(2年)は「絶対取ると誓った日本一。楽しくやりきることができた」と満面の笑みでトロフィーを手にした。

 B5はキューバの街中で広まっていた遊びが原点。世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が2017年に発表し、22年にメキシコでワールドカップ(W杯)が初めて行われ、日本は準優勝だった。

 基本的なルールは野球と同じだが、バットやグラブを使わず、広いグラウンドも必要ない。5イニング制の1チーム5人で、打者自らがゴムボールを打って得点を競う。1試合30分ほどで終わるスピード感も特長の一つだ。 

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