ゆりかもめ積雪で駅間停止 550人が走行路に降車

ゆりかもめの車両から走行路に降り、汐留駅(右奥)方向へ歩く乗客=5日夜、東京都港区(乗客提供)

 5日午後9時ごろ、東京都港区にある新交通システムゆりかもめの汐留―新橋駅間で車両が積雪のために立ち往生した。運行会社によると、乗客約250人を停止車両から走行路に降ろし、徒歩で汐留駅まで避難誘導した。竹芝―汐留駅間でも別の車両が止まり、同様に約300人を避難させた。けが人は確認されていない。

 最初に停止した車両は減速運転しており、汐留駅を出発してすぐに上り坂で止まった。雪が積もった影響で進めなくなったとみられる。

 乗客によると、汐留駅の20~30メートル先で止まった後、車内が突然暗くなって非常灯がついた。約10分後、駅まで歩くようアナウンスが流れてドアが開いた。

ゆりかもめの汐留―新橋駅間で停車した車両。手前が汐留駅方向=5日午後10時2分、東京都港区

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