米経済、インフレ低下続く限り過度な懸念不要=シカゴ連銀総裁

[5日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は5日、インフレ率が目標とする2%に向けて低下する傾向が続く限り、連邦準備理事会(FRB)はこのところの予想を上回る経済成長と雇用の伸びを過度に懸念する必要はないとの考えを示した。

グールズビー総裁はブルームバーグTVのインタビューに対し「インフレ率が低下する中でも、雇用と経済成長の好調さが維持されれば、1990年代半ばから後半にかけて見られたような時期に入りつつある可能性が考えられる」と指摘。

「供給サイドに動きがある場合、伝統的な意味での(景気の)過熱を意味しているわけではない。このため、需要に主導される通常の枠組みと比べ、より前向きな金融政策の可能性が開かれる」と述べた。

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