災害時に気をつけたい「スマホ・携帯電話」の使い方マナー

おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。

マナーや心の在り方を知って好印象な自分になる!すぐに実践できるコラムを、毎週火曜日にお届けしています。

今週のテーマ:災害時における「スマホ・携帯電話」の使い方マナー

今の小学校や中学校では、授業の中でインターネットの使い方や、SNSとの付き合い方について学んでいます。

けれど、いまの大人や親世代はそのようなことを学ぶ機会がなかったかもしれません。

今回は、ネットリテラシーも含め、災害時のスマホ・携帯電話の使い方について、改めて確認しておきましょう。

大災害時の安否確認は6時間待って

家族や親戚、お知り合いの方がいる地域で大きな災害が起こった時は、とても心配になりますよね。

一刻も早く無事を確認したい気持ちがよくわかりますが、災害の程度が大きければ大きいほど、連絡は時間をおいてからにするほうがよいようです。

  • 理由その1:充電がなくなるため

災害の規模が大きいと停電で充電ができないため、多くの連絡が来ることで充電がなくなり、必要な連絡が取れなくなることもあります。

  • 理由その2:電話やインターネットが繋がりにくくなるため

回線の混雑や、基地局の破損などの理由により、電話やインターネットが繋がりにくくなります。

救助要請や、大切な方との連絡を優先してもらえるようにしましょう。

  • 理由その3:避難の妨げとなるため

連絡が絶え間なく続くと、避難に集中できないことも考えられます。

情報の拡散には気をつけて

フェイクニュースやデマは、「こんなウソをついて、何になるの?」という内容のものや、詐欺目的のものなど、種類は様々です。

大規模災害時には、誰もが「力になりたい」「助けたい」という気持ちになり、役に立ちそうな情報を見つけたら拡散したくなるものですが、情報は必ず正しいかどうか、まず真偽を見極めることが大切です。

もしはっきり確認できない内容は、拡散を控えるようにしましょう。

情報が正しいかどうか見極めるときのポイント

  • 発信者のアカウントや、過去の投稿内容をみて、信頼できるアカウントカどうか確認する
  • 同じニュースについて、他のところでも報じられているかどうか複数確認する

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便利な携帯電話を最大限有効活用するには、利用する私たちが、正しい使いかたを考えていかなければなりませんね。

なお、万が一被災者になった場合、安否はSNSや災害伝言版などで知らせることができます。

また、インターネットが繋がらないような災害時は、公衆無線LANサービス「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」が無料解放されます。

このような情報を事前に覚えておいたり、家族と緊急時の連絡方法について話し合っておくのもいいですね。

それでは、また次回!Have a ごきげん day!

☆このコラムは【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!

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