群馬県で大雪、転倒で4人けが 事故相次ぐ 6日も平地10センチ予想

雪が降り積もる中、足元に気を付けて歩く人たち=5日午後1時40分ごろ、高崎市役所周辺

 本州南岸を進む低気圧の影響で、群馬県内は5日、平地を含む広い範囲で雪が降り、前橋では午後8時時点で9センチの積雪が観測された。各消防によると、前橋、伊勢崎両市では雪の影響で男女4人が転倒してけがをしたほか、交通事故も相次いだ。前橋地方気象台は同日、県内ほぼ全域に大雪警報を発表し、ビニールハウスの倒壊や路面凍結への注意を呼びかけた。

 積雪は藤原(みなかみ)82センチ、草津68センチなどを記録した。前橋市消防局などによると、同日夜、同市小神明町の市道で路線バスとトラックが衝突する事故があり、3人が救急搬送された。雪が影響した可能性もあるという。

 気象台によると、6日午後6時までの24時間降雪量はいずれも多い所で、利根沼田、吾妻地域の山地が20センチ、南部の山地が15センチ、平地が北部、南部とも10センチと予想している。

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