大田原・湯津上中でプロレス 立志の生徒に勇気を 迫力の闘いに胸熱く

立志式の記念行事として行われたプロレスの試合

 【大田原】立志を迎えた生徒をプロレスで勇気づけようと、「栃木プロレス」の選手らが2日、湯津上中で試合を行った。生徒たちは目の前で繰り広げられる迫力満点の闘いに胸を熱くした。同日行われた立志式の記念行事として企画され、全校生徒と2年生の保護者らが観戦した。

 試合前には北村彰基(きたむらしょうき)選手らが「プロレスを通じて、子供のいじめ撲滅」をテーマに講演し「何度も立ち上がる姿を見てほしい。悔しい思いをした分だけ強くなれる」とエールを送った。

 その後、体育館に設置されたリングでシングルマッチと2対2のタッグマッチが行われ、北村選手はレフェリーを務めた。選手たちは跳び技を決めたり場外乱闘を繰り広げたりして、会場を盛り上げた。生徒たちはリングを囲んで応援した。

 2年飯塚大凱(いいづかたいが)さん(14)は「生で見る迫力はすごかった。自分もプロレスをやってみたい」と笑顔。同郡司麻央実(ぐんじまおみ)さん(14)は「選手の熱が伝わってきてかっこよかった。何度も立ち上がる選手を見て、困難に立ち向かって闘い続けることが大切だと感じた」と話していた。

立志式の記念行事として行われたプロレスの試合

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