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【那須烏山】市が本年度刷新したスマートフォンのごみ分別アプリのダウンロードが順調に進んでいる。1月末までに998件がダウンロードされ、旧アプリだった2022年度の436件から倍増した。ごみ収集カレンダーなどの従来の機能に加え、これまでは表示できなかった分別マークの写真なども見られるようにし、使いやすくしたためとみられる。市はアプリの活用を促し、ごみの分別や減量をさらに推進する考えだ。
市のごみ分別アプリは15年9月に配信を開始。各種ごみの分別方法が分かる「ごみ分別辞典」や収集日を示す「ごみカレンダー」などが確認できた。
16年度の新規ダウンロード数は181件だった。台風19号被害で災害廃棄物が発生した19年度に259件に増え、20年度には400件を突破。22年度まで累計2541件となった。
市まちづくり課の担当者は「広報紙で分別に関するコラムを継続して掲載し、分別を一覧にした冊子を新たに作ったことなどでアプリの周知が進んだのでは」としている。
さらにアプリの刷新を機に、本年度のダウンロード数は急増。千件に達する勢いで、市内約1万世帯の1割に当たる。
従来のアプリは、再利用できる「リターナブル瓶」などに付いているマークが、写真やイラストで表示できない課題があった。新アプリは従来の機能に加え、リターナブルマークや紙マークなどの画像も表示できるようになった。
市内の22年度のごみ排出量は7443トン。市は第3次市環境基本計画(原案)で28年度までに7369トンとする目標値を示している。同課の担当者は「初年度としては順調なダウンロード数だと思う。図の表示でかなり分かりやすくなったので、一層の周知を図りごみの分別や減量を進めたい」と話した。