栃木県内各地で雪が降った5日、次世代型路面電車(LRT)宇都宮芳賀ライトレール線では、フロントガラスなどの雪をワイパーで取り除きながら、雪化粧した街中を列車が行き交った。
運行会社の宇都宮ライトレールによると、昨年8月の開業以降、降雪量が最も多い中での運行となった。
宇都宮市の峰停留場付近では昼過ぎから雪が強くなった。軌道脇の路面にも雪がうっすらと積もり沿線が白色に包まれる中、黒と黄色の車体が通り過ぎた。
同日午後8時現在、雪によるダイヤの乱れはない。6日も始発から通常運行の予定で、天候や気温の推移などを注視しながら、停留場での融雪剤散布などの必要な措置を検討するという。
同社の高坂克也(こうさかかつや)運輸企画部長(61)は「雪で見通しの悪い所もあるが、十分に注意しながら安全運行に努めている」と強調した。