3大会ぶりの優勝を目ざしてアジアカップに臨んだ日本代表は、準々決勝でイラン代表に1-2で逆転負けを喫し、ベスト8で敗退した。
「優勝候補筆頭」の敗北には、現地で取材する海外記者からも驚きの声があがった。イエメンのサミ・アリ記者は「日本はナンバーワンだと思っていたので、この段階で敗退するとは全くの予想外だった。(1-2で敗れた)イラク戦の前までは、難しい試合などないと思っていたぐらいだよ」と話す。
「詳しい理由は分からないけど、監督やナショナリティの問題だと思う。選手のクオリティは非常に高い。 日本の選手たちはほぼヨーロッパでプレーしている。なのに、なぜ彼らがこの大会で良い成績を残せなかったのか分からないよ。イラクに負け、イランにも敗れた。日本は本気だったのかと思うよ」
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同記者は「日本はとても素晴らしいチームで、アジアで最高のチームだ。なのに、メンタリティはそれほどでもなかった。心は決勝に行っていたのかもしれないね」と、精神面の弱さを指摘した。
海外メディアからも別格の強さだと思われたいたチームが、あっけない幕切れだった。
取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部