日本は「ストライカーが弱点」、韓国は「運に頼りすぎ」と中国メディアが言いたい放題!自国主審には「どこからも文句が出てこない」など称賛【アジア杯】

カタールで開催されているアジアカップ2023はいよいよ準決勝の2試合が行なわれる。現地2月6日に韓国vsヨルダン戦を、同7日にはイランvsカタール戦を実施。同10日の決勝戦で新たなアジアカップ王者が決まる。

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中国のスポーツポータルサイト『捜狐体育』はそのベスト4に「日本代表がなぜ進めなかったのか」を分析。「日本は大会前にドイツやトルコを相手に10連勝を飾るなど圧巻のパフォーマンスを披露していた。今大会でも優勝候補筆頭と目されていたが、蓋を開けてみれば苦戦だらけ。自分たちのリズムが一度崩れると修正できなかった」と論じ、「テストマッチでは許されていた分厚いパスワークがタフなフィジカルとプレッシングを繰り返す相手には通じず、とくに敗れたイラクとイランとのゲームではほとんど強みとして発揮できなかったからだ。イランはイラクのアップグレード版だった」と記している。

さらに、「日本の弱点は強力なストライカーが不在な点だ」と指摘。「一方の韓国は運に頼りすぎている感は否めない。準々決勝のオーストラリアでも終始劣勢で、内容でもスコア(0-1)でも90分過ぎまで負けていた。だが、ソン・フンミンが土壇場でPKを獲得して強烈なゴールで試合をひっくり返したのだ。ファン・ヒチャンを含めて、個で試合を変えられるストライカーの存在はやはり大きい」と評し、「日本にはそうした苦境でモノを言うFWがいない。となればより多くのドリブルやパスが求められたが、イラクとイランの激しい守備を崩せなかった」と続けている。

一方で『捜狐体育』は「日本vsイランと韓国vsオーストラリアの2試合はワールドカップ本大会のラウンド16に匹敵するレベルだった」と称え、「今回のアジアカップでは弱小と見られていたヨルダン、レバノン、タジキスタン、香港といったチームの台頭が目立ち、レベルの底上げが顕著だった」と解説。そのうえで「特定の1チーム(中国代表)を除けばの話だ」と自虐も忘れなかった。

最後に同メディアは、日本vsイラン戦でも笛を吹いた中国人主審のマ・ニン(馬寧)氏のジャッジに賛辞を送った。「特筆すべき点は、レフェリーのマ・ニンの判定が的確で、試合をうまくコントロールしていたことだ。試合後、負けた側からも勝った側からも取り立てて文句が出なかった。中国のレフェリングが高いレベルにある事実を確認できた」と持論を展開している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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