ウクライナ退役軍人相が辞表 議会に提出、理由説明せず

ウクライナのゼレンスキー大統領(右)とザルジニー軍総司令官=2023年8月、キーウ(ロイター=共同)

 【キーウ共同】ウクライナのラプチナ退役軍人相が5日、最高会議(議会)に辞表を提出した。ステファンチュク議長が明らかにした。ゼレンスキー大統領は4日放送の国営イタリア放送協会とのインタビューで、ザルジニー軍総司令官の解任を検討していることを認め、政府高官の交代も検討していると述べていた。

 ラプチナ氏は辞表提出の理由を説明していない。ゼレンスキー氏は5日の声明で、退役軍人の待遇についてシュミハリ首相と協議したと指摘。ラプチナ氏には言及せずに「ウクライナは新たなエネルギーと十分なリーダーシップをあらゆる分野で必要としている」と述べた。

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