【サーフィン】男子ロングボード・井上鷹ら2名がフィリピン初開催の世界最高峰ツアー予選の準決勝進出! 男女ともに日本人対決に注目

現地時間2月5日(日本時間同日)、フィリピンのサーフィン文化発祥の地としても知られるサバンビーチで、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)アジア・パシフィック(APAC)による男子ロングボード・クオリファイング・シリーズ(LQS)3000『バレアー・インターナショナル・プロ』の準々決勝が行われた。

準々決勝にはヒート1に秋本祥坪、ヒート3井上鷹、ヒート4に浜瀬海の3名の日本人選手が出場し、圧倒的な強さを見せつけた浜瀬と井上が準決勝進出を決めた。

男子クオーターファイナルのヒート3に登場した井上は、フィリピンのジューン・エスキヴェルと対戦。井上は2本目7.00ポイント、3本目7.90ポイントという高得点を連続で叩き出し、トータル14.90ポイントの圧倒的な強さで準決勝進出を決めた。

ヒート4にはフィリピンのロジャー・カソガイと18年JPSA(日本プロサーフィン連盟)ロングボードグランドチャンピオンでもある浜瀬が登場。浜瀬は1本目から7.75ポイントの高得点を決め、2本目にはバックサイドのハングテンを披露し8.50ポイントを出し、さらに3本目も7.80ポイントをマーク。圧倒的なライディングで相手をねじ伏せ、準決勝進出を決めた。

次戦、準決勝ではヒート1でフィリピンのロジェリオ・エスキヴェルとフィリピンのRJチコ・ロペスが対戦することが決まり、ヒート2では浜瀬と井上による日本人対決が決定している。

同じくLQSの女子のLQS準々決勝のヒート1は、3度のJPSA年間グランドチャンピオンに輝き、21年WLT(ワールド・ロングボード・ツアー)にも参戦した田岡なつみと、昨年6度目のJPSA年間グランドチャンピオンに輝いた吉川広夏が対決。ヒート2では日本の井上楓とフィリピンのデイジー・バルデスが対戦する。

予報では5日にウネリが上がり、LQS3000の準決勝と決勝も開催される予定だったが、午前中にウネリが上がらず、中止となったため、現地時間2月6日午前7時(日本時間6日午前8時)にコンディションを評価し、競技開始を決定する予定だ。

構成●THE DIGEST編集部

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