大雪から一夜明けた関東 積雪と路面状況の悪化で気をつけることは?

6日(火)午前5時の解析積雪深

 きのう5日は関東各地で大雪となり、平野部でも積雪となった。6日午前5時現在、東京都心では7センチ、横浜でも3センチの雪が積もっている。大雪から一夜明けて、関東の雪雲はだいぶ抜けつつあるが、路面状況が悪化しているため、外出する際は注意が必要だ。

特に滑りやすい所

積雪・凍結で滑りやすい場所

 積もった雪によって、路面が凍結している所が多く、滑りやすくなっている。中でも特に注意が必要な場所は以下。

・歩道橋や橋の上
・バスやタクシーの乗り降り場
・横断歩道
・地下鉄や建物の出入り口

 歩道橋や橋の上は風通しがよいため、地面からの熱が伝わりにくく、雪がとけにくい。バスやタクシー乗り場、横断歩道などは、人や車が通ることで雪が踏み固められており、地下鉄や建物の出入り口には雪がたまっていることが多いため、注意が必要だ。

雪道で転ばないために

雪道を歩く際の注意点

 不要不急の外出は控えたい所だが、やむを得ず出かける際は歩き方にも気をつけたい。荷物は両手をあけられるリュックなどを選び、歩きスマホはせず、万が一の転倒に備えた体制で歩く。歩く時の歩幅は狭く、靴の底をしっかり地面につけるように足をおろす、いわゆるペンギン歩きを心がけたい。

(気象予報士・多胡安那)

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