人気観光地・鎌倉で『SLAM DUNK』の名シーン誕生の“意外なルーツ!?”が判明?

芸能人が人気スポットを巡りながら100個の疑問をひねり出し、そのすべての疑問に回答するバラエティー番組『100クエスチョン』が2月4日に放送。今回はバスケットボール漫画『SLAM DUNK』の聖地としても話題になっている人気観光地の鎌倉で疑問を探す。

クエスチョニストとして鎌倉ロケへ向かったのは、石原良純、ジャングルポケット・太田博久、ハシヤスメ・アツコの3人。鶴岡八幡宮に向かうメインストリートの一本脇にある人気スポット、約230店舗の店が立ち並ぶ『小町通り』へ。入口の鳥居に到着するとまずは石原から「小町通りの成り立ちについての疑問」が。鎌倉幕府の頃にはあった、と語る石原だったが、実はそこまで古くはなく、明治22年に横須賀線が開通し駅前が次第に開け、農道付近で商売を始める者や移り住む者が現れたのだという。その後、昭和初期を迎える頃には地元民が利用するような商店街の原型ができたそうだ。

小町通りのおいしそうなスイーツ店を眺めながら太田がつぶやいた疑問は「鎌倉で一番人気のスイーツ店ってどこ?」。番組が鎌倉で人気のスイーツを調べてみると、なんと予約が19年以上待ちになるという幻の一品が。北鎌倉にある『天使のパン・ケーキ Gateau d’ange』。機械を使わない、丁寧な手作りにこだわっているため1日に数個しか作れず、現在2013年の予約分を作っているという。

その後、さらに小町通りを進んでいると、太田が「日テレのなかで一番古い鎌倉の映像は?」と疑問を浮かべる。太田は「江ノ電の何か…」と予想を立てるが、それに対し石原は「江ノ電は誰も見向きもしなかった。『俺たちの朝』とかドラマで有名になった」と答える。

番組が調べたところによると、日本テレビに残る一番古い鎌倉の映像は、1930年撮影の旅の記録映像。そして石原の「(江ノ電は)ドラマで有名になった」という言葉も調査。1976年放送のドラマ『俺たちの朝』。当時廃線の危機だった江ノ電を舞台にしたドラマが大ヒットし、連日観光客が訪れるようになったという。さらに江ノ電沿線の宅地開発なども相まって需要が高まり、江ノ電は廃線を逃れたそうだ。日本テレビドラマの『俺たちの朝』がなければ江ノ電も、『SLAM DUNK』の名場面もなかったかもしれない…という情報に、スタジオでは驚きの声が上がった。

(左から)ハシヤスメ・アツコ、石原良純、ジャングルポケット・太田博久

番組MCの麒麟・川島明は「SLAM DUNKも(電車が走る)あのシーンじゃなかったかもしれない」と、日本テレビと『SLAM DUNK』のまさかのつながりに驚きのコメントをした。

MCの麒麟・川島明

写真提供:(C)日テレ

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