NY株反落、274ドル安 米早期利下げ期待の後退で

 【ニューヨーク共同】週明け5日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落し、前週末比274.30ドル安の3万8380.12ドルで取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ開始に対する期待が後退して売り注文が優勢となり、下げ幅は一時430ドルを超えた。

 FRBのパウエル議長が4日放送のテレビ番組で利下げに慎重な見方を示したことが売り材料となった。米長期金利が上昇したことも相場の重しとなった。

 ハイテク株主体のナスダック総合指数も3営業日ぶりに反落し、31.27ポイント安の1万5597.68。

 個別銘柄では建設機械のキャタピラーは買われた。

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