コーヒーで、北大路をメルボルン化!?

2021年、京都・北大路橋のたもとにオープンした『資珈琲(たすくコーヒー)』。店主の河合資さんは、オーストラリア・メルボルンで過ごした経験がある。

メルボルンはコーヒーが生活の一部になっていて、老若男女問わず1日に何度も気軽にカフェに寄って、コーヒータイムを楽しむ。そんなコーヒーと密着した生活が、日本でもできないかと選んだ場所は北大路。山や川といった自然が望める光景がメルボルンに似ていた。ここで人々の生活に入り込むコーヒースタンドを始めたのだった。

お客の好みを引き出す、フラットホワイト

「資珈琲」には決まったメニューはない。河合さんがお客さんとの会話から、ぴったりな1杯を探り出し、作ってくれる。深煎り派だった方に、浅煎りの1杯を出して美味しいと言ってもらえたり、砂糖は入れない派だった方が、夕方の疲れが出てくる時間帯に優しい甘さのフラットホワイトを飲めば笑顔になったり。

ミルクも、牛乳だけでなくソイやオーツも充実。そしてどんなカスタムをしても1杯600円だ。そうやって気軽に、新しい味わいとの出合いがあるのもこの店ならではだ。

通りがかりの方も、ここを目的に来る方も。

『資珈琲』

住所/京都府京都市北区小山下内河原町114

※こちらの記事は、関西の食のwebマガジン「あまから手帖Online」がお届けしています。

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