子どもの頃の『勘違い』エピソード続々 「曲の“さわり”は、“イントロ”じゃない!?」

想像力豊かで好奇心旺盛な子どものころは、変な思い込みや勘違いをしていたという人も多いのではないでしょうか。シンガーソングライターの近藤夏子さんが、自身の担当する番組で「子どものころに勘違いしていたこと」について話しました。

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近藤さんとともに番組パーソナリティーを務める春名アナは、「度付きメガネ」の“度付き”は「どつき漫才」の“どつき”を指すと勘違いしていたため、映画などに出てくるヤクザがかけているような細めのサングラスのことだと思っていたそう。春名アナのように、意味を深く考えず聞こえたままの解釈をしてしまうというのは、子どものころの“あるある”なのかもしれません。

あるリスナーは、「曲の“さわり”を教えて」と言われたため曲の歌い出しを歌ったところ、「“さわり”は歌のはじめの部分じゃなくて、サビのことを指すんだよ」と指摘されて驚いたのだそう。改めて調べてみたところ、「さわり」は「一番大事なところ」という意味であるため、「曲のさわり」=「サビ」になることを知ったといいます。

「さわり」の正しい意味については、パーソナリティーの2人も初耳だったようで、「イントロや歌い出しのことだと思っていたから、目からうろこだ!」と驚きを隠せない様子でした。

ほかに、「衣替え」を「天ぷらとフライの衣を入れ替えて食べること」だと思っていたというリスナーも。「いつか、晩ごはんにフライと天ぷらが出てきたら絶対にやったろ!」と考えていたそうですが、実現する前に本来の意味を知ったのだとか。

「いまでも『衣替え』と聞くと、トンカツとエビ天が頭に浮かびます」という独特のエピソードに、パーソナリティーの2人は「たとえば、トンカツとエビ天の衣をはいで、豚の天ぷらとエビフライにするってこと?」「そんなことある(笑)?」と、思わずツッコみを入れていました。

リスナーからのメッセージにツッコみを入れた近藤さんですが、「子どものころは、太陽が海に沈んで、冷えて月になると思っていた」という驚きの勘違いエピソードを披露。「太陽と月は同じもの」と思っていたそうで、あるとき、「友人に何気なく話したことをきっかけに真実を知った」と語りました。ちなみに、友人からは「個性的な考え方やな」と笑われたのだとか。

ほかにも、リスナーからはさまざまな勘違いエピソードが寄せられました。

「ウグイスパンには、鳥のウグイスが本当に入っていると思っていました。アニメ『天才バカボン』の歌にある『ウグイスパンにはウグイス入ってない』という歌詞で、初めて自分が恥ずかしい勘違いをしていたことに気づきました」

「小学6年生まで、『気のせい』という言葉は、木の妖精が魔法をかけて変な感覚や勘違いをさせるから『木の妖精』を略して『きのせい』と言っていると思っていました」

特に多かったのが漢字の読み間違いで、「月極(つきぎめ)」を「げっきょく」と読んでいたというメッセージは多数寄せられました。

なかには、「月極(げっきょく)さんという大富豪が経営している」と思っていた人も。あるとき、友人に「月極さんってたくさん駐車場を持ってはるけど、どこかの富豪さんなんかな?」と尋ねたところ、「月極(つきぎめ)駐車場やで。一個人がそんなにたくさんの土地を持ってはるわけないやろ?」と鼻で笑われ、恥ずかしい思いをするとともに長年の勘違いであったことが発覚したといいます。

言葉の意味を間違えて覚えていたり、漢字を読み間違えていたり。子どものころに限らず、大人になったいまも勘違いしていることは多いのかもしれませんね。

※ラジオ関西『Clip月曜日』2024年1月22日放送回より

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