「バレンタインに手作りチョコを彼氏にあげたら、ヒドいことを言われた!」という知人から聞いた話です。後日、このハプニングの真相が明らかになったそうなのですが──!?
初めての手作りチョコ♡
これはAさんがまだ20代前半のころのお話です。
Aさんにはとても優しくて穏やかな彼氏がいました。
本当に大好きな彼によろこんでもらいたいと、バレンタインに手作りチョコをプレゼントすることに。
実はAさんはほとんど料理を作ったことがなく、チョコ作りも当然初めてでした。
だからこそ『きっと、彼がよろこんでくれるはず!』と考えたのです。
以前友人から「チョコなんて溶かして固めるだけだから、初心者にも簡単にできるよ」と聞いたことがあったのもあり、安心してチャレンジをしました。
時間はかかったものの、なんとか1人で完成させることができ、
プレゼントすると予想通り、彼もとてもよろこんでくれました。
彼の感想にショック!
チョコを渡した数日後、電話で感想を聞いてみることに。
すると彼から
「ごめん、食べられなかった」
という信じられない答えが返ってきました。
食べられないなんて、なんてヒドいことを言うんだとショックを受けたAさんは、怒って電話を切ってしまいました。
実は……
その後、彼から何度も電話がかかってきます。
普段は暴言なんて絶対に吐かない、とてもとても優しい彼があんなことを言ったことが信じられなかったAさんは、ショックを受けながらも、真相が知りたくて電話をかけ直してみることに。
すると彼があんなことを言った理由が判明しました。
「まずくて食べられないのではなく、硬すぎて食べられなかった」というのです。
実はAさん、大量のチョコレートをひたすら溶かしてケーキ型に入れて固めたというのです。
それはもう、石のように硬くなった巨大チョコ。
彼氏はなんとか食べようとしたものの、さすがに硬いし大きいしで、かじることができなかったとのことでした。
レシピ見ようね
練習もせず一発本番で作ったので、試食もしていなかったAさん。
彼に謝って無事仲直りし、2人で試行錯誤しながら溶かしてちょっとずつ食べたそうです。
そして「初めて挑戦する時はレシピを必ず見る」という約束をしました。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:橘るい