『世界一受けたい』今年の花粉量は1.3倍…花粉症予防に効果的な青森県の特産品を学ぶ

古今東西の名物講師が登場し自ら“使える学問”を講義する『世界一受けたい授業』が2月3日に放送された。今回は『あなたの常識は古い!知らないと恥をかくアップデートSP』と題して、専門家がこれまでの常識をくつがえす新たな知識や情報をランキング形式で紹介した。

アップデートランキング・第1位に選ばれたのは『花粉症対策』。今年すでに飛散しているスギ花粉や、これから増加するヒノキ花粉などにより、日本人のおよそ2人に1人が苦しんでいる花粉症。そもそも花粉の飛ぶ量は前年の夏の暑さが大きく影響するため、今年の花粉は例年のおよそ1.3倍になると予想されている。

講義では、専門家が花粉症対策の常識をアップデート。外出から帰った際は、コートなどは手を使わずにバタバタと払うだけで家に持ち込む量を減らせるとアドバイス。逆に濡(ぬ)れタオルで拭くのは間違いだと指摘。花粉は水分を含むと、膨張し破裂するため、細かく分かれてしまうので逆効果だという。花粉の季節は洗濯物を部屋干しがおすすめ。また部屋の換気をする際にはレースカーテンをしておくことで、花粉の流入を減少させることができるそうで、花粉のあまり飛んでいない早朝や夜に換気をすることが推奨された。

また、花粉症予防に効果がある食べ物としてごぼうが登場。ごぼうには腸内細菌の酪酸菌のエサとなる『フラクトオリゴ糖』が多く含まれており、この酪酸菌が免疫細胞を働かせることによって、花粉アレルギーが改善されるという。ごぼうは青森県が生産量日本一で、甘酢に漬け込んだ『ごぼうの甘酢漬け』や郷土料理の『けの汁』など、多くのごぼう料理がある。青森県ではスギの人工林面積が全国4位と大きいにも関わらず、2022年花粉症発症率が全国37位と低い県となり、その理由の1つがごぼうをよく食べているからなのではと紹介された。

さらに、鼻詰まりの解消が期待できる体操も紹介され、椅子に座り『考える人』のようなポーズで脇腹を伸ばすことで、交感神経の働きにより鼻通りが良くなるという。体操を実践した佐藤栞里は「たくさん空気が吸えるような気がします」と効果を実感していた。

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