しまだフーズの牛べんが「盛付賞」 JR東・駅弁味の陣 茨城

盛付賞を受賞したしまだフーズの「常陸牛 牛弁」(資料写真)

JR東日本が実施した「駅弁味の陣」で、茨城県からはしまだフーズ(同県水戸市)の「常陸牛 牛べん」が、最も盛り付けの評価が高い駅弁に贈られる「盛付賞」を受賞した。

駅弁味の陣は2012年に始まり、今回で12回目。鉄道利用者などによるウェブアンケート投票により、エントリーされた駅弁計59品の中から、最高賞である「駅弁大将軍」をはじめ計14品が選ばれた。

受賞したしまだフーズの牛べんは、茨城県のブランド牛「常陸牛」をふんだんに使い、見た目にインパクトがあり、ボリューム感もある。食べた人からは「肉の程よい味付けと軟らかさがたまらない」「皆さんにも食べてほしい」などの声が寄せられた。

茨城県勢ではこうじや(同県大洗町)の印籠弁当が2015年、掛け紙のデザインの評価が最も高いものに贈られる「掛け紙賞」に選ばれており、茨城県内業者の受賞は8年ぶりの受賞。

JR水戸支社で授賞式が開かれ、しまだフーズの島田俊男会長(77)が、同支社の池沢茂地域共創部長から賞状を受け取った。島田会長は「今後も旅をする人にとって楽しみの一つとなるような、茨城らしい駅弁を作っていきたい」と笑顔を見せた。

JR東は12日まで、今回の受賞駅弁をメインに、各駅で催事販売を実施する。

© 株式会社茨城新聞社