なぜ?「ハイチュウ」が「HI-CHEW」にロゴ変更 森永の担当者に聞いた MLB発で米国人気、逆輸入が後押し

森永製菓は5日、同社の人気ソフトキャンディ「ハイチュウ」のブランドロゴをカタカナの「ハイチュウ」から英語表記の「HI-CHEW」にリニューアルすることを発表した。よりいっそうのグローバルブランドを目指すための変更で、2月中旬から順次切り替わるという。

「ハイチュウ」は1975年に発売を開始し一躍人気キャンディの仲間入り。2008年に「HI-CHEW」としてアメリカに進出したが、人気定着までの道のりは長く、店頭などで取り扱われるようになったのは2014~15年ごろ。それと同時期にMLBで「HI-CHEW」が広まったことで少しずつ人気を不動のものにしてきた。

現在では世界30カ国以上で販売。現地語を併記している国や地域は一部あるが、数多くの国では既に「HI-CHEW」表記を採用しており、カタカナ表記の「ハイチュウ」は日本だけだった。同社の担当者は「米国市場をはじめ、多くの国や地域の方々に親しんでいただいており、世界中のどこに行ってもこのハイチュウブランドを楽しんでいただきたい」とロゴ変更に込めた思いを説明した。

また、昨年8月にアメリカで特に人気の高い「HI-CHEW fantasy mix」を逆輸入し、「ハイチュウアソート<ファンタジーミックス>」として日本で新発売。同担当者によれば、この時に感じた消費者からの声も”後押し”になったという。「味やデザインもさることながら『子どもの頃から親しんできたハイチュウが海を越えて活躍していることがうれしい、誇らしい』というお声を多数いただき、改めてグローバルで活躍するブランドとしてさらなる成長を目指したいと考えました」と明かした。

なお、ロゴリニューアル後の新商品第1弾として、アメリカで人気のフレーバー「マンゴー味」などが13日から発売される。

(よろず~ニュース・藤丸 紘生)

© 株式会社神戸新聞社