沖縄県恩納村安富祖の田んぼ周辺で2日、イノシシ1頭が歩いていた。体長およそ70~80センチで、山から餌を探しにきたのか、痩せ衰えた様子だった。
田んぼで餌のミミズを探していたが、諦めて農道へ上がり、また別の田んぼへ。安富祖川に架かる橋の上で休憩した後、山に戻った。
近くに住む稲作農家の金城啓さん(75)は「この時期はイノシシがよく現れる。私の家の庭にも迷い込んできたこともある。山には餌がないのかも知れない」と話した。
喜瀬武原で2頭のイノシシを飼っている60代の男性によると、山ではイノシシの皮膚の病気が広がっており、この日のイノシシも感染しているようだという。
(玉城学通信員)