ももクロ高城れに、初単独舞台&初座長 演出家の言葉に涙目「不安もあったと思う」

高城れに

高城れに(ももいろクローバーZ)、祷キララ、東島京、板橋駿谷、尾上寛之、作・演出の三浦直之氏(ロロ)が4日、東京・紀伊國屋ホールでパルコ・プロデュース 2024『最高の家出』初日会見に臨んだ。

本作は、「模造街」という虚構の街で<その街に迷い込んだ人><その街しか知らない人>の2人の家出が交差する物語。

単独での舞台初出演と初座長を務める高城れに。「皆で無事初日を迎えられてとても幸せな気持ちです。稽古は初めての事だらけでしたが素敵な仲間にたくさん支えてもらいながらここまでこれました。三浦さんの紡ぐ言葉が大好きなのでその言葉をしっかりと皆さんに届けられるように頑張ります」と喜んだ。

作・演出の三浦直之氏(ロロ)は稽古中の高城をセリフ覚えや段取り入れ、修正点への対応など飲み込みの早さに驚いたと感服。その上で「僕とも初めてだし、初めての事尽くしで最初は不安だったと思います」と気遣った。

その高城の変化について、三浦氏は、高城が演じる主人公の立花箒(ほうき)に触れ「箒は日常生活に疲れて家出をして、悩みや不安を抱えながら出てくる。それが物語が進むにつれ笑えるようになってくる」とし、「稽古して感じたのは、箒が笑う瞬間と高城さんが笑った時にぴったりと重なる時があって『ああ笑ってくれた』と稽古を見ながら何回も感動した。高城さんの笑顔は見ていて感動するので本番を通じてたくさん笑ってくれたら」と願いを込めた。

高城は、三浦氏の言葉を涙目を浮かべているように目を輝かせて聞いていた。

そして、『最高の家出』にかけて「最高の○○」を発表するなかで、芦川背中役の板橋駿谷は「舞台が最高だけに最高の高城れにを味わってくれたら!素敵な笑顔と共に!」とすると、高城は満面の笑みを浮かべ照れつつ「最高の高城れには最高の皆さんがいるから。最高の舞台にしましょう!」と切り返し、登壇者を笑顔にさせた。

この公演は、東京・紀伊國屋ホールを皮切りに、高知、大阪、香川、宮城、北九州と巡演する。

© 株式会社アイ・シー・アイ