栃木県内の女性農業者が一堂に介して地域の課題や活動などを考える「栃木県アグリライフ・フォーラム」が、５日に宇都宮市内で開かれました。
このフォーラムは、栃木県と栃木県農村生活研究グループ協議会が女性農業者の活動の活性化や男女共同参画の推進などを目指して開いているものです。
真岡や安足など県内の４グループが、ＳＤＧｓの観点から生まれた余り野菜を使ったレシピの開発や農業委員への女性の登用を求め要請活動を行ったことなどを発表しました。
このうち鹿沼市のグループは、コロナ禍で活動がままならない中でもバラの苗の栽培などを通して交流を図ったと報告しました。
また那須地区のグループは、食育の一環で都内の大学に通う学生にかまど炊きのご飯を提供したエピソードを披露しました。
栃木県農村生活研究グループ協議会では会員の減少など課題があるものの、仲間と交流しながら農業が抱える課題の解決や次世代への継承を目指して活動していきたい考えです。
