インバウンド観光地モデル地域「那須エリア」初の推進協議会 高付加価値旅行者の誘客へ

 2023年3月に、那須エリアが付加価値が高いインバウンド観光地のモデル地域に選ばれたことを受け、那須町観光協会などは5日、初めての推進協議会を開きました。

 地方における高付加価値なインバウンド観光地づくりのモデル地域は、訪日旅行1回当たりの消費額が1人当たり100万円以上の旅行者である「高付加価値旅行者」を増やそうと、2023年3月に観光庁が選定したもので那須エリアを含めた全国11の地域が選ばれています。

 今回初めて開かれた推進協議会では、モデル地域として事業を進めていくためのマスタープランが示されました。

 那須町、那須塩原市、大田原市の3市町が中心となる「那須エリア」は、魅力ある自然などの地域資源があるにもかかわらず、インバウンド旅行者数や観光消費額は期待されるほど伸びておらず、エリア一体となったインバウンド誘客への取り組みが不十分な状況だといいます。

 観光や宿泊、交通などの事業者が一体となって今回作られた推進協議会で、高付加価値旅行者の誘客を促進する方法を検討していきます。

 また、地域住民への影響を調査し取り組みの方向性の検証を行う方針で、地域住民の理解を得る事でこの事業への参画を促していきたい考えです。

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