豪小売売上高、第4四半期は前期比+0.3%と小幅増 予想は上回る

[シドニー 6日 ロイター] - オーストラリア統計局が6日発表した2023年第4・四半期の実質小売売上高は前期比0.3%増と小幅な伸びにとどまった。厳しい住宅ローン返済と実質所得減少で購買力が低下している。市場予想の0.1%増は上回った。

前年比では1.0%減。不況時や新型コロナウイルス流行に伴うロックダウン(都市封鎖)期に見られた低調な結果となった。急激な人口増加により、1人当たりの売上高は前年比3.5%減となった。

統計局の小売統計責任者、ベン・ドーバー氏は第4・四半期が小幅な伸びにとどまったことについて、家具や電化製品の値引きによる小売価格上昇率の低下が背景にあると説明した。

小売価格上昇率は0.1%と、21年第3・四半期以来の低水準となった。

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