ヤンキースがブルペン補強 ドジャースから左腕ファーガソンを獲得

ブルペン補強を目指しながらもターゲットとしていた投手を次々に他球団に奪われてしまったヤンキースがようやくリリーバー獲得に成功した。日本時間2月6日、ヤンキースはドジャースとのトレードで左腕ケイレブ・ファーガソンを獲得したことを発表。対価としてマット・ゲージ、クリスチャン・ザズエタの2投手を放出した。ヤンキースは2021年途中に加入してから毎年防御率2点台をマークしていた左腕ワンディ・ペラルタをFAで失っており、同じ左腕のファーガソンにはペラルタの穴を埋める働きが期待される。

現在27歳のファーガソンは2014年ドラフト38巡目(全体1149位)指名からメジャーに上り詰めた左腕。トミー・ジョン手術で2021年シーズンを全休したが、復帰した2022年は37試合で防御率1.82の好投を見せ、メジャー5年目となる昨季は自己最多の68試合に登板して7勝4敗3セーブ、17ホールド、防御率3.43をマークした。サービスタイム(=メジャー登録日数)はすでに5年を超えており、今季終了後にFAとなる。

ヤンキースはブルペン補強を目指し、多くのリリーバーに興味を示していたが、ジョシュ・ヘイダーはアストロズ、ヘクター・ネリスはカブス、フィル・メイトンはレイズと契約。再契約を目指したペラルタはパドレス、キーナン・ミドルトンはカージナルスへの移籍が決まった。ライアン・ブレイジャーとの再契約でロースターに空きを作る必要が出てきたドジャースからファーガソンを譲り受け、なんとかブルペン補強に成功した形だ。

ゲージは30歳の左腕で、1週間前にウエーバーでアストロズからヤンキースに加入したばかり。2022年にブルージェイズで11試合、昨季はアストロズで5試合に登板し、メジャー通算防御率1.83を記録している。

ザズエタはメキシコ出身の19歳の右腕。2022年1月にヤンキースと契約し、プロ2年目の昨季はドミニカ共和国のサマーリーグで12試合に先発して3勝2敗、防御率3.29を記録した。

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