ウクレレで多彩な音色 演奏家のジャズーム・カフェさんが安中総合高(群馬・安中市)で授業

ジャズーム・カフェさん(左)からウクレレの指導を受ける生徒

 国内外で活躍するウクレレ演奏家、JazzoomCafe(ジャズーム・カフェ)さん(51)=横浜市=を招いた授業が5日、群馬県安中市の安中総合学園高(高橋章校長)で行われた。芸術文化系列の2、3年生16人がプロの奏でる音色や巧みな演奏に触れ、ウクレレの魅力や奥深さを学んだ。

 ジャズーム・カフェさんは、2011年ハワイ国際ウクレレコンテストで日本人初のMVPを受賞した。世界各地で演奏活動し、海外のコンテストで審査員なども務める。国内でウクレレの音楽教室を開講。子どもたちを熱心に指導し、「日本こどもウクレレ交流会」会長を務めている。

 授業では「いろいろなウクレレのスタイルを知ってほしい」と呼びかけ、クラシックからポップス、ジャズ、童謡と多彩なジャンルの曲目を演奏。エレキギターの技術を生かした演奏方法なども紹介され、生徒たちは聞き入っていた。

 ウクレレ製造の国内最大手、三ツ葉楽器(前橋市)のウクレレが生徒全員に貸し出され、弾き方も丁寧に指導した。参加した戸塚智海さん(3年)は「ウクレレのイメージががらっと変わった。柔らかな音から鋭い音まで、ものすごく幅が広い。本格的に始めたい」と感激した様子だった。

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