「冷えは万病のもと」というように、体の不調は低体温からくるともいわれています。体の芯から温まるアツアツ鍋で、この冬を元気に乗り切りましょう。料理研究家の夏梅美智子さんに、毎日でも食べ飽きないおいしい鍋レシピを教えていただきます。
鶏だんごの焼き梅みそ鍋
肉だんごにたっぷり入った、しょうがとねぎは、体を内側から温める陽性食材。焼いてから梅みそを加えることで、血流がグンとアップ。
材料(2人分)
鶏ひき肉 …… 200g
【A】
長ねぎ(みじん切り) …… ¼本分
しょうが(みじん切り) …… 10g
塩 …… 小さじ¼
片栗粉 …… 大さじ2
白菜 …… 400g
しいたけ …… 2個
しらたき …… 100g
絹ごし豆腐 …… ½丁(150g)
水菜 …… 50g
梅干し …… 大2個
みそ …… 大さじ2
ごま油 …… 少々
【B】
昆布 …… 5g
酒 …… 大さじ3
水 …… 3~4カップ
作り方
❶ボウルにひき肉、【A】を入れて練り混ぜる。
❷白菜はそぎ切りにする。しいたけは石づきを切り落として、かさに十字の切り込みを入れる。しらたきは食べやすい長さに切り、下ゆでする。豆腐は6等分に、水菜は4㎝長さに切る。
❸梅干しは種を除いて、包丁で軽くたたき、みそと混ぜ合わせる。アルミ箔にごま油を薄く塗り、梅みそをのせ、魚焼きグリルまたはオーブントースターで焼き色が軽くつくまで4~5分焼く。
❹鍋に【B】を入れて火にかけ、煮立ったら弱火にする。2本のスプーンで①を丸め、落としていく。あくを取り、水菜以外の②を加えて蓋をし、白菜がしんなりするまで弱火で煮る。
❺水菜を加え、③の焼き梅みそをのせて全体にとかして食べる。
豚肉とさつまいものキムチ鍋
たんぱく質の豚肉とピリッと辛いキムチは相性抜群。食べるだけで汗がじんわり、血行もアップ。さつまいもの甘みが辛さをやわらげます。
材料(2人分)
さつまいも …… 小1本
エリンギ …… 2本
木綿豆腐 …… 1丁(300g)
小ねぎ …… 3本
豚肩ロース薄切り肉 …… 200g
【A】
鶏ガラスープのもと …… 小さじ2
しょうゆ …… 大さじ1
水 …… 2〜3カップ
白菜キムチ 100g
作り方
❶さつまいもは1㎝厚さの輪切りにし、水に2分さらす。エリンギは1㎝厚さの斜め切り、豆腐は一口大にちぎり、小ねぎは4㎝長さに切る。
❷鍋に湯を沸かし、豚肉を加えてひと混ぜしたら、すぐにざるに上げて霜降りをする。
❸土鍋に【A】、小ねぎ以外の①、②を加えて火にかけ、煮立ったら弱火にして蓋をし、5分煮る。小ねぎ、キムチを加えてひと煮立ちさせる。
料理のポイント
※この記事は「ゆうゆう」2015年12月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。
※2023年12月4日に配信した記事を再編集しています。
監修者
料理研究家 夏梅美智子
料理研究家のアシスタントを経て独立後30年以上、雑誌、広告、テレビなどで10000点以上のレシピを提案。身近な食材を使った、作りやすくておいしい家庭料理が好評。『続くお弁当』『健康お酢レシピ』『作りおきの便利帳』(以上、主婦の友社)など著書多数。