開業間近の北陸新幹線の延伸、関西〜北陸間の乗換どうなる?

北陸新幹線の金沢〜敦賀間が、3月16日に開業。それに先駆けて2月1日〜4日にかけて、報道関係者や一般向けの試乗会がおこなわれ、関西からの利便性について検証してみた。

金沢から敦賀まで延伸する北陸新幹線の車両W7系(2月1日・敦賀駅)

東京から福井・敦賀までの直通運転で注目を集める北陸新幹線。一方、関西からはサンダーバードの福井・金沢までの直通運転がなくなり、「北陸新幹線 金沢〜敦賀間」開業後は、敦賀駅での乗換が必須となる。

高さ約37m、幅約41mという整備新幹線最大規模となる敦賀駅。開業後はサンダーバードがその新駅舎1階に到着し、2階の19通路ある乗換改札機を利用して3階の新幹線ホームまで向かうという乗換方法だ。

敦賀駅の2階コンコースは約200mあり、北前船の帆をイメージした壮大な造り。スムーズな乗換ができるよう、改札は19通路ある(2月1日・敦賀駅)

エスカレーターは十分な台数が設置され、乗換時間は約8分と想定。乗換時間を含めても、最大で大阪から福井までは約3分、金沢までは約22分、富山までは約29分、現在より所要時間が短縮されるという。

令和6年能登半島地震の影響で経済・観光に多大な影響を受けている北陸エリア。「北陸新幹線 金沢ー敦賀間」開業は、その復興・支援に明るい話題としても注目を集める。3月16日以降のダイヤ・運賃・料金について、詳細は「JRおでかけネット」にて。

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