ファーガソン放出のドジャース ブレイジャーと2年900万ドルで合意

今オフ、メジャー全体で最も活発に動いているドジャースは、まだその動きを止めていない。日本時間2月6日、左腕ケイレブ・ファーガソンを2投手とのトレードでヤンキースへ放出したのに続いて、自軍からFAとなっていた右腕ライアン・ブレイジャーと2年900万ドルの再契約を結ぶことで合意に至ったことが明らかになった。米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、ブレイジャーが出来高の条件をクリアした場合、2年契約の総額は最大で1300万ドルになるという。

現在36歳のブレイジャーは2018年にレッドソックスで5年ぶりのメジャー復帰を果たし、ワールドシリーズ制覇を経験。2019年に62試合、2022年には自己最多の68試合に登板するなど、それ以降もレッドソックスのブルペンの一角を担っていたが、昨季は20試合に登板して防御率7.29と全く調子が上がらず、5月下旬にレッドソックスを解雇された。

しかし、6月上旬にドジャースとマイナー契約を結ぶと、左打者対策の球種としてカッターに磨きをかけ、約2週間後にメジャー昇格。それ以降は39試合に登板して2勝0敗1セーブ、10ホールド、防御率0.70という見事な活躍を見せた。結局、シーズントータルでは59試合で3勝0敗2セーブ、11ホールド、防御率3.02という自己ベストの成績を残している。

ドジャースのブルペンはセットアッパーのブルスダー・グラテロルからクローザーのエバン・フィリップスにつなぐ「勝利の方程式」が確立しており、ブレイジャーはジョー・ケリーとともに、この2人につなぐ役割を担うことになるだろう。ファーガソンとビクター・ゴンザレスの放出でブルペンの左腕が手薄になっており、今後はリリーフ左腕の補強が検討される可能性もある。キケ・ヘルナンデスやクレイトン・カーショウとの再契約、ブリュワーズのウィリー・アダメスとデビン・ウィリアムスに関するトレード交渉など、ドジャースの活発なオフシーズンはまだまだ続きそうだ。

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