ジャイアンツがソレアの獲得を目指す 昨季36本塁打のスラッガー

地元紙「サンフランシスコ・クロニクル」のスーザン・スラッサー記者によると、ジャイアンツはマーリンズからFAとなっているホルヘ・ソレアの獲得に向けて、契約交渉を行っているようだ。昨季のジャイアンツはウィルマー・フローレスの23本塁打がチーム最多で、それ以外に20本塁打以上を放った選手は皆無。今オフもここまで長距離砲を獲得できておらず、パワーヒッターの補強が急務となっている。2019年ア・リーグ本塁打王の実績を持つソレアは大砲不在のチーム状況にフィットする存在と言えそうだ。

今月下旬に32歳の誕生日を迎えるソレアはキューバ出身のスラッガー。ロイヤルズ時代の2019年にブレイクし、打率.265、48本塁打、117打点、OPS.923をマークして本塁打王のタイトルを獲得した。シーズン48本塁打はロイヤルズの球団記録を大幅に更新しただけでなく、キューバ出身選手としても最多の数字だった。

ブレーブスを経て、2022年からは3年契約でマーリンズに加入。移籍2年目の昨季は137試合に出場して打率.250、36本塁打、75打点、OPS.853を記録し、オールスター・ゲームに初選出された。3年契約はあと1年残っていたが、シーズン終了後にオプトアウト(契約破棄)の権利を行使してFAになることを選択。なお、カブス時代の2016年とブレーブス時代の2021年にワールドシリーズ制覇を経験しており、2021年はワールドシリーズMVPも受賞している。

今オフのジャイアンツは、大谷翔平や山本由伸の争奪戦に敗れ、野手は李政厚(イ・ジョンフ)とトム・マーフィーを獲得したのが目立つ程度。中軸には中距離打者ばかりが並んでおり、打線の迫力不足は否めない。確固たる指名打者がいないことに加え、外野の両翼を守るマイケル・コンフォートとマイク・ヤストレムスキーはともに左打者のため、右打ちの大砲であるソレアは間違いなくチームにフィットするだろう。待望の大砲獲得なるか、今後の動向が注目される。

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