インテル・マイアミのベッカム共同オーナーら会見キャンセル 唯一出席のメッシ説明 4日の香港でトラブル

7日に国立競技場で開催されるプレシーズンマッチ(対ヴィッセル神戸)を前に、インテル・マイアミ所属のリオネル・メッシ(36)が6日、都内で来日マッチ前日会見に登壇した。参加予定だったデビッド・ベッカム共同オーナー、ヘラルド・マルティーノ監督ら5名が当日に急きょ登壇キャンセルとなった。関係者は「諸事情により欠席」と説明した。欠席は会見開始10分前に告知され、報道陣もざわめいていた。

会見に出席したメッシは外国人記者から「太ももの状態はどうでしょうか。また香港でプレーせずに多くの人をがっかりさせたのはどう思いますか」と質問され、まず「本当に運が悪かったと思います。サウジで違和感を感じた。MRIを見てみたところ怪我ではなかったんですけど、香港でもプレーしたかったが難しかった。こういうことはサッカーにはつきものだが、香港のことは残念。楽しみにしてくださった人がいたので、何らかの機会を設けて香港で出場したい」と謝罪。ふとももの状態については「午後の練習で確認します。ここ数日では良くなっているが、明日プレーできるかはわからない。よくなっているという感触はあります」と説明した。

4日には香港で同じように親善試合開催も、目玉であるメッシ、スアレスの出場機会は無し。現地ではブーイングや返金を求める声があがるなど、一悶着(ひともんちゃく)。香港政府から公式に「失望」の意を表明されるなど波紋を呼んでいた。

4日の試合後にはマルティーノ監督が「短時間でもプレーできれば良かったが、リスクが大きすぎる」と謝罪。メッシは内転筋、スアレスは膝に不安があるとされており、7日の神戸戦でも出場が不安視されている。

(よろず~ニュース・髙石 航平)

© 株式会社神戸新聞社