鬼灯の冷徹「吉徳×F:NEX 一子/二子 -日本人形-」

TVアニメ「鬼灯の冷徹」より“一子”と“二子”が、人形の老舗・吉徳とのコラボ商品「日本人形シリーズ」として1/4スケールでフィギュア化!

二人揃って、パッチリした瞳でこちらを見つける可愛い表情が作り上げられている。頭髪は、同じく人形の街、埼玉県さいたま市岩槻区にある「大生人形」の頭師。大豆生田 博氏による製作。あらかじめ空けておいた穴に糸の束を埋め込み、頭部を覆うように広げ、カットして髪型を整えられている。伝統的な市松人形と同じ技法で、二人の可愛らしいおかっぱ頭を表現。

衣装原型は、人形の街、埼玉県さいたま市岩槻区にある「工房天祥」の人形職人・齊藤 公司氏による製作。二人の子どもらしくて可愛らしいビジュアルを、伝統的な「市松人形」の技法を取り入れて着せ付けられている。子どもらしい着こなしの特徴ともいえる「腰上げ」部分。これは子どもの成長を見越して大きめに丈詰めをしたもので、「これからの成長を願う」という意味が込められている。

帯締め部分は、紐の先をほぐすことで、小さな房のような形となっている。帯揚げ部分は、鹿の子(かのこ)絞りと呼ばれる、鹿の子どもの背中のような白い模様を染め出した生地で作り、可愛らしい子ども姿をイメージ。鮮やかな朱色の帯は、京都の代表的な織物商「伴戸商店」調達の金襴生地を使用し、見た目はきらびやかながらも、原作のかわいらしい帯結びを忠実に表現。花の髪飾りは「つまみ細工一凛堂」による製作。原作で二人がつけている花飾りのイメージを踏襲しながら、「二重つまみ」の技法を取り入れ、内側はちりめんの花弁とし、外側がシルクで覆われている。花芯を金色に輝かせ、異なる2種類の生地を組み合わせることで、可愛らしくも高級感のある仕上がりだ。

©江口夏実・講談社

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