レイズがメイトンと1年650万ドルで合意 正式発表はIL解禁後か

レイズはアストロズからFAとなっていた救援右腕フィル・メイトンを獲得する見込みであることが報じられているが、その契約条件が明らかになった。米メディア「FanSided」のロバート・マレー記者によると、メイトンの今季の年俸は625万ドルで、来季は年俸775万ドルの球団オプション(またはバイアウト25万ドル)になっているという。よって、メイトンには1年650万ドルが保証され、最大2年1400万ドルの契約となる。故障者リストの解禁後、契約が正式発表される見通しとなっている。

現在30歳のメイトンはメジャー7年目の昨季、アストロズで自己最多の68試合に登板して66イニングを投げ、4勝3敗1セーブ、10ホールド、防御率3.00、74奪三振を記録。データサイト「ベースボール・リファレンス」が算出する総合指標WARでは自己最高の1.1をマークした。ポストシーズンでも6試合に登板して1安打無失点の好投。なお、ポストシーズンでは通算20試合で防御率0.83、被打率.149という素晴らしい成績を残している。

レイズは昨季25セーブのピート・フェアバンクスがクローザーを務めるが、クローザーを1人に固定せず、状況に合わせて様々な投手を9回に送り込むチーム方針のため、メジャー通算2セーブのメイトンにも複数のセーブ機会が与えられる可能性がある。昨季途中に加入して好投したロバート・スティーブンソンがFAでエンゼルスへ移籍しており、メイトンにはその穴を埋める働きが期待される。

なお、レイズは現時点でロースターの40人枠がフルに埋まっているため、メイトンとの契約を正式発表する際には誰か1人をロースターから外さなければならない。ただし、スプリング・トレーニングが始まって故障者リストが使えるようになれば、長期離脱が確実なシェーン・マクラナハンらを60日間の故障者リストに登録し、枠を空けることができる。よって、レイズはメイトンとの契約の正式発表を故障者リストの解禁まで待つことになりそうだ。

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