来日したインテル・マイアミ、メッシのみが会見に登場する異例事態…出場は「改めて自分のコンディションを把握していく」と未定

記者会見に登場したリオネル・メッシ[写真:©超ワールドサッカー]

6日、東京都内で来日したインテル・マイアミが7日に控えるヴィッセル神戸とのプレシーズンマッチに向けた記者会見を実施。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが登壇した。

メジャーリーグ・サッカー(MLS)の新シーズン開幕に向けてプレシーズンマッチを戦っているインテル・マイアミ。サウジアラビアではアル・ヒラルとアル・ナスル、香港では香港選抜チームと対戦した。

メッシとウルグアイ代表FWルイス・スアレスが欠場したことで大きな騒動にもなった中、記者会見には当初予定されていたデイビッド・ベッカム共同オーナー、元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツ、スペイン代表DFジョルディ・アルバ、スアレス、ヘラルド・マルティーノ監督は急遽登壇を取りやめ。メッシのみが現れた。

メッシは今回の来日について「今回こうして日本に来ることができて、チームとしても個人としても本当に嬉しく思っている。過去に何度も来日したことがあるが、ツアーも終盤に差し掛かり、日本で最後の1試合を戦いたいと思う」と、アジアでのプレシーズンツアーの締めくくりとなる試合に向けて意気込みを語った。

また日本のファンに向けては「日本に来られてとても嬉しい。この素晴らしい経験をチームのスタッフやチームメイト、日本の人々と共有したいと思う」とコメント。「この滞在を楽しんで、良い試合をしてみんなに楽しんでもらいたい。そこで結果を残し、時期にスタートするリーグ戦の初戦に向けて準備していきたい」と、楽しみであることを強調した。

メッシはこれまでにもバルセロナ、パリ・サンジェルマン(PSG)、アルゼンチン代表で来日。「その度に日本の皆さんに温かく、特別な形で出迎えてもらっている。ここに戻ってこられて嬉しい」と再び来日できたことを喜んだ。

7日に対戦する神戸は、バルセロナでのチームメイトであった元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタらがプレーしたクラブ。神戸については「アンドレス(・イニエスタ)がプレーしていたチームとして知っている。彼がどうしているのかということが気になり、ヴィッセル神戸の試合結果をニュースで見たりしていた」と情報を追いかけていたと明かし、「Jリーグの王者ということで、非常に手強い相手だということはわかっている」と、警戒した。

それでもチームにとってシーズン開幕に向けた大事な試合。「僕たちにとっては非常に重要な準備の期間であり、2月21日にスタートするMLSで最初から勝ち点を積み上げていく必要があるが、今回長いツアーで時差等の影響も大きいが、試合ではベストを尽くしてチームが何らかの成長を遂げて、何らかをリーグ戦に向けて得られるようにしたい」と語り、収穫を得て帰りたいとした。

メッシは内転筋に違和感を覚えていたことで香港選抜との試合を欠場。神戸戦の出場については「明日の試合に出場するかどうかは、今日の午後のトレーニングで改めて自分のコンディションを把握していく」と様子を見るとし、「この数日に比べると良くなっているが、明日プレーできるかどうかはわからない。ただ、良くなっている感触はある」と、回復しつつあるとした。

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