エアコンの暖房を消し忘れたまま「1週間」の出張に…!電気代はいくらかかる?

電気代の算出方法

1日の使用時間に対する電気代は、以下の計算式で算出できます。

__・電気代=消費電力(キロワット)×使用時間(時間)×1キロワットアワーあたりの電気料金単価(円/キロワットアワー)
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※出典:大阪ガス「電気代の計算方法をわかりやすく解説! 内訳や人数別の平均額も紹介」

消費電力は、一般的にカタログなどに記載されている数値を使用します。

なお本記事では、1キロワットアワーあたりの電気料金単価について、全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価を参考に、31円/キロワットアワーで計算していきます。

エアコンの暖房を1週間つけっぱなしにすると電気代はいくらかかる?

エアコンの消費電力は、対応する畳数によって大きく異なります。

そこで、あるメーカーの同シリーズのエアコンの消費電力を参考に、暖房を1週間(24時間×7日)つけっぱなしにしたときの電気代を算出してみました。
その結果は表1のとおりです。

表1

※エアコンカタログ「品番・仕様」を基に筆者作成

エアコンの消費電力は機種によってさまざまですが、今回の対象機種では、エアコンの暖房を1週間つけっぱなしにしたときの電気代は約2290〜約6040円という結果になりました。

ただし、エアコンは部屋の状況によって冷暖房を調節するため、常に一定の消費電力ではないことには注意が必要です。

仮に1週間つけっぱなしにしてしまった場合でも、外気温が低いために室内の温度が下がっている場合は、温度を上げるために、より電力を消費している可能性もあります。

反対に、冬でも暖かい日が続いた場合は部屋の温度が設定温度から下がりにくいため、必要な電力は少なくなるでしょう。

そのため、上記の電気代はあくまで参考としてください。

エアコンのつけっぱなしによる電気代の無駄を避けるには?

エアコンのつけっぱなしによる電気代の上昇を避けるために、遠隔操作や人感センサーに対応する機種を導入する方法があります。

エアコンが遠隔操作に対応していれば、スマートフォン専用アプリをダウンロードすることで、外からでも電源を切ることが可能です。

また、人感センサー搭載のエアコンであれば、一定時間、人がいないと感知すれば、自動で冷暖房の能力を落として運転し、消費電力をカットします。

もし買い替えの予定がある場合は、上記のような機能を搭載する機種を選ぶことで、エアコンのつけっぱなしによる電気代の上昇を避けられるでしょう。

エアコンの暖房を1週間つけっぱなしにしたときの電気代は約2290円〜約6040円

エアコンの暖房を1週間つけっぱなしにしたときの電気代は、機種・対応畳数にもよりますが、約2290〜約6040円です。

決して小さな出費ではないため、今後はつけっぱなしにしてしまわないよう外出時に確認する習慣をつけるようにしましょう。

もしどうしてもつけっぱなしが直らない場合は、買い替えの際に遠隔操作や人感センサーに対応する機種を導入するのも一つの選択肢かもしれません。

出典

[大阪ガス 電気代の計算方法をわかりやすく解説! 内訳や人数別の平均額も紹介
](https://home.osakagas.co.jp/electricity/column/20230803.html#section02h2)
[公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A カタログなどに載っている電気代はどのようにして算出するのですか?
](https://www.eftc.or.jp/qa/)

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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