Rソックスの今季の打順を番記者が予想 吉田は「5番・指名打者」

2年連続で地区最下位に沈んだレッドソックスだが、予算上の制約もあり、今オフは大幅な戦力アップにつながるような補強を実現できなかった。トレードでタイラー・オニールとボーン・グリッソムを獲得し、ブレーブスへ放出したクリス・セールの代わりとしてFAでルーカス・ジオリトと契約したのが目立つ程度である。よって、浮上のためには現有戦力の奮起が必要不可欠となる。MLB公式サイトでレッドソックスを担当するイアン・ブラウン記者は、現時点のロースターから今季の打順を予想している。

今季のレッドソックス野手陣について現時点でわかっているのは「右ひじの手術で昨年8月まで欠場したトレバー・ストーリーが今季は開幕からプレーできること」と「ジャスティン・ターナーとアレックス・バーデューゴが今季はいないこと」だ。再契約が噂されているアダム・デュバルはまだ動向がはっきりしておらず、現時点では今季の戦力として計算できない。これらを踏まえ、ブラウン記者が予想した今季の打順は以下のとおりである。

(左)ジャレン・デュラン
(三)ラファエル・デバース
(遊)トレバー・ストーリー
(一)トリストン・カサス
(指)吉田正尚
(中)タイラー・オニール
(右)ウィルヤー・アブレイユ
(二)ボーン・グリッソム
(捕)コナー・ウォン

メジャー2年目を迎える吉田は「5番・指名打者」に入るとの予想になった。昨季は2番で35試合、3番で17試合、4番で45試合、5番で20試合、6番で16試合にスタメン出場。ブラウン記者は「これは吉田がどの打順もこなせる打者であることを表している。ただし、吉田は1番を打つことを好まない。もしオニールが好スタートを切った場合、上位打線に左打者が多すぎることを改善するために、吉田とオニールの打順を入れ替える可能性もある」としている。

下位打線には不確定要素が多く、アブレイユは左腕キラーのロブ・レフスナイダーとのプラトーン起用が有力。新戦力のグリッソムは昨季マイナーAAA級で打率.330、OPS.920の好成績を残しており、近年チームの穴となっていた正二塁手定着を期待されている。捕手はムーキー・ベッツの交換相手で唯一チームに残っているウォンのブレイクに期待。昨季は126試合で25二塁打、9本塁打を放っており、安定感が増せば、下位のポイントゲッターとなる可能性を秘める。

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