福井県版画コンクール入賞作2118点決定 最高賞に松川真奈さんら3人 銅賞以上、2月17日に表彰式

応募作品を入念に確認する審査員=2月4日、福井新聞社・風の森ホール

 第46回福井県版画コンクール(福井新聞社主催、北陸銀行特別協賛)の入賞作2118点が2月6日発表され、最高賞の福井棟方賞に坂井市高椋小2年の松川真奈さん、敦賀市松陵中2年の小森美海さん、武生高1年の村瀬あさぎさんの作品が選ばれた。銅賞以上の表彰式を17日午前11時から、福井新聞社・風の森ホールで行う。

 県内の小中高校と特別支援学校246校から3万5217点が寄せられた。校内審査を通過した8657点を対象に、洋画家の清水正男さん=福井市=を審査委員長に10人が4日、福井新聞社で審査した。

 審査員は、子どもたちの個性や感性、活力が表現できているかを入念に確認し、生活感がにじみ出ている作品を中心に評価。福井棟方賞、福井新聞社賞、北陸銀行賞各3点のほか、金賞11点、銀賞17点、銅賞65点、秀作537点、入選1479点を決めた。

 清水審査委員長は、「表現する喜びが版画の中で力いっぱい発揮されており、年々魅力的な作品が増えてきた。各学校が版画教育に熱心に取り組んでくれているおかげ」と講評した。

 銅賞以上の作品は15~19日に福井新聞社・風の森ギャラリーで展示。金賞以上の作品は、28日~3月4日に大野市の北陸銀行大野支店で、同5~11日に福井市の北陸銀行福井西中央支店で展示する。

福井新聞D刊で2月14日全入賞者名簿を公開

 電子新聞「福井新聞D刊」の特設ページで14日、県版画コンクールの秀作、入選を含む全入賞者名簿を掲載します。同日午後2時ごろの公開を予定しています。

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