バーンズ放出のブリュワーズ 先発要員として右腕ジュニス獲得へ

2021年にサイ・ヤング賞を受賞したエース右腕、コービン・バーンズをトレードでオリオールズへ放出したブリュワーズがその穴を埋めるための補強に動いた。日本時間2月6日、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のカイリー・マクダニエル記者が報じたところによると、ブリュワーズはジャイアンツからFAとなっていた右腕ジェイコブ・ジュニスと契約合意に達したという。現時点では契約条件の詳細は不明だが、マクダニエル記者は先発要員としての獲得であることを伝えている。

現在31歳のジュニスはもともとロイヤルズでプレーしていた投手であり、メジャー1年目の2017年から3年連続で9勝を記録。2018~19年には2年連続で30試合以上に先発して175イニング以上を投げており、フルシーズン先発を務めた経験が全くないわけではない。

直近2シーズンはジャイアンツでプレーし、先発とリリーフを兼任。昨季は自己最多の40試合(うち4先発)に登板して86イニングを投げ、4勝3敗1セーブ、2ホールド、防御率3.87、96奪三振を記録した。リリーバーとしての獲得を目指しているチームもあったとみられるが、バーンズの穴埋めを必要とするブリュワーズが先発投手としての移籍をオファーし、契約合意にこぎつけたようだ。

今季のブリュワーズ先発陣は昨季チーム最多の12勝を挙げたフレディ・ペラルタが中心となり、ウェイド・マイリーとコリン・レイの両ベテランが脇を固める。そこにジュニスが加わり、5番手はバーンズとのトレードで獲得した有望株DL・ホール、3年ぶりのメジャー復帰を目指すジョー・ロス、5年契約の2年目を迎えるアーロン・アシュビーらが争うことになるだろう。バーンズとブランドン・ウッドラフの2本柱を擁していた近年に比べると、大きくグレードダウンした感は否めないが、これもスモールマーケット球団の宿命である。

【追記】米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者はジュニスの契約が1年700万ドルであることを報じている。今季の年俸が400万ドル、来季の契約は相互オプション(バイアウト300万ドル)となっているようだ。

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