ジョイフル本田 上期は増収も営業減益

2月2日にジョイフル本田(茨城県)が発表した2024年6月期第2四半期決算(非連結2023年6月21日~12月20日)は、売上高が前年同期比1.8%増の633億3,200万円、営業利益は10.7%減の55億2,700万円となり、増収減益で上期を折り返した。

第2四半期累計期間は、同質化競争からの脱却を目指し、「ジョイホン小山駅前店」にみられるように、プロショップ「本田屋」を軸に、キッチン雑貨から家電・カーテンまで幅広く取り扱うインテリア売場「JOY’s STYLE」、ペット専門店「Pet’s CLOVER」の3つの商品カテゴリーで構成された新フォーマットにリニューアル。今後は同フォーマットの展開にも注力していく。新たな商品戦略としては、「職人・プロ用品の専門化」を推進。ホームセンター内の資材売場での職人・プロ用品の品揃えを拡充し、「プロショップ化」を進めた。
累計期間は、残暑の長期化や暖冬の影響で季節商材は不調だったが、資材・プロ用品の強化で客単価がアップ。客数は減少したものの、既存店売上は2.1%減に止まった。

売上原価は原材料の高騰により2.6%増、販管費は10億円相当の5.9%増で178億7,600万円。一方、売上総利益は0.1%増の202億4,700万円、営業総利益1.4%増の234億400万円と伸び悩んだことが、営業利益を縮めた。

2024年6月期の業績については、売上高が8.6%増の1,340億円、営業利益は7.2%減の103億円、経常利益で8.0%減の112億6,000万円を予想している。

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