マカオ治安警察局が冬の防犯運動で一斉取り締まり実施…オーバーステイの男1人発見

マカオ治安警察局が冬の防犯運動で実施した一斉取り締まりの様子(写真:マカオ治安警察局)

 マカオ治安警察局は2月5日、マカオ警察総局による指揮の下、各種犯罪に対する抑止と取り締まりによる社会治安を目的とした「冬の防犯運動2024」を展開する中、同月4日から5日にかけて一斉取り締まりを実施したと発表。

 今回の一斉取り締まりには治安警察局のマカオ警務庁、海島警務庁、情報庁、交通庁から38人が参加し、マカオ各所にある多くのバー、カラオケ店、マッサージ店に対する巡回と各所での交通検問を実施したほか、離島地区で不審者に対する職務質問を強化して臨んだとのこと。

 取り締まり期間中、126人(男68人、女58人)に対する調査を行い、このうち男1人についてオーバーステイが発覚し、関係部署へ身柄を引き渡し済みとした。

 交通検問については、車両37台に対する調査を行い、違反は2件(無免許運転と危険積載が各1件)だった。

 同局では、今後もマカオの治安情勢の変化を注視し、状況に応じて随時対応策を調整し、各種違法行為の抑止及び取り締まりに全力を注ぎ、公共の安全と秩序を保障し、マカオの良好な治安環境の保護に努めるとした。

 マカオではアフターコロナでインバウンド旅客数が急回復しており、多客期となる農暦新年を目前に控え、繁華街や観光名所周辺の人流も増加している。冬の防犯運動2024の展開がスタートして以降、治安警察局、司法警察局、税関が連日市内各所で一斉取り締まりの実施や水際対策を強化して臨んでおり、ほぼ毎日なんらかの違法・違反行為が摘発されている。

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