「一日も早い復旧、復興を」石川・羽咋市を群馬・藤岡市長が訪問

 群馬県藤岡市の新井雅博市長は5日、能登半島地震で被災した姉妹都市の石川県羽咋市を訪問した。同市の岸博一市長から発災当時の様子を聞き、被災地の状況を見て回った。

 新井市長は被害状況や現在の対応と合わせて、液状化が進む地域で被害が特に大きかったこと、がれき置き場の確保を急いだことなどについて説明を受けた。その後、岸市長の案内で市内を回り、倒壊した建物や亀裂の入った道路を確認した。

 藤岡市は羽咋市へ職員を派遣し、1月5~17日に給水支援、同15日からはごみの分別作業を担っている。新井市長は現地で活動している職員の元も訪れ、激励した。

 新井市長は「適切な状況把握と判断、行動の重要性を感じた。羽咋市の一日も早い復旧、復興を願う」と話した。

 秘書課によると、今回の訪問内容は藤岡市の「羽咋市支援対策本部」で共有し、今後の支援方法の参考にするという。

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