女子高生が110番「外国人の男の人に触られた」 容疑の外国籍25歳男を再逮捕 羽生市内で複数の同種事案

埼玉県警察本部=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県羽生市の路上で女子高校生の体を触ったとして、県警捜査1課と羽生署は5日、不同意わいせつの疑いで、パキスタン籍で羽生市藤井下組、会社員の男(25)=不同意わいせつ罪で起訴=を再逮捕した。

 再逮捕容疑は昨年9月27日午後10時12分ごろ、羽生市内の路上で、徒歩で通行中の10代の女子高校生に対し、後方から近づき、体を触るなどのわいせつな行為をした疑い。調べに「間違いありません」と容疑を認め、動機について「女の人を触りたいという気持ちを抑えられなかった」と供述しているという。

 捜査1課によると、同日の被害直後に女性自ら「知らない外国人の男の人に体を触られた」と110番。防犯カメラの精査などから男の関与を特定した。現場は人通りの少ない住宅街。女性と面識はなく、外国語で話しかけてから、犯行に及んだとみられている。

 男は今年1月に、「市役所はどこですか」と20代女性に声をかけ、体を触ったなどとして、同月6日に県警に逮捕されていた。羽生市内では昨年7月以降、外国人が道案内を装って女性を呼び止め、わいせつな行為に及ぶなどの同種事案が数件確認されていて、県警が裏付け捜査を進めている。

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