東証反落、終値は193円安 米利下げ観測の後退が重し

東京証券取引所

 6日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が3営業日ぶりに反落した。終値は前日比193円50銭安の3万6160円66銭。米国の利下げ観測の後退が相場の重しとなった。

 東証株価指数(TOPIX)は17.46ポイント安の2539.25。出来高は約19億1100万株。

 朝方から売り注文が優勢だった。平均株価はこのところ上昇基調だったため利益確定売りも出た。下げ幅は一時300円に迫った。

 午後にトヨタ自動車が2024年3月期連結業績予想の上方修正を発表すると同社株が上昇、時価総額は終値ベースで日本企業として初めて50兆円を上回った。相場全体の下支えともなり、平均株価は下げ渋った。

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