レアル・マドリード、層薄のCB強化を検討…リールの“18歳”レニー・ヨロがトップターゲットか

レアル・マドリードは、リールに所属するCBレニー・ヨロの獲得を検討しているようだ。5日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

昨夏にエデル・ミリトンが、今冬にはダヴィド・アラバが前十字じん帯断裂による長期離脱を強いられたことで、CB陣の層の薄さが指摘されているレアル・マドリード。また、現行契約が今夏に満了を迎えるナチョ・フェルナンデスから契約延長オファーに対する返答がないこともあり、バルデベバスのオフィスでは2025年夏に実行する予定だったCB獲得オペレーションを1年前倒すべく、市場調査に乗り出していたようだ。

そしてレアル・マドリードは、リールに所属するレニー・ヨロに目星をつけたとのこと。2005年11月13日生まれの現在18歳は、2022年5月にトップチームデビューを果たしたリールでレギュラーに定着しており、またU-21フランス代表でも主力として活躍するほどの有望株だ。『マルカ』によると、レアル・マドリードがアプローチを開始したが、リールの要求額6000万ユーロ(約96億円)を“法外”と考えており、今現在は注意深く動向を見守っていると報じている。

また『マルカ』は、レアル・マドリードの補強方針にも言及。選手獲得は戦略に沿ったものであると考えており、その上で、長期的な投資を好むという。だからこそ、シーズンアウトレベルの大ケガが2件発生したものの、急ごしらえの補強は方針に反することから、移籍市場で静観していたようだ。

そう意味では、レニー・ヨロはこの路線に合致するが、レアル・マドリードは獲得を実現させることができるのだろうか。

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