輪島の全壊1806戸 県内住宅被害5万5660戸 能登半島地震

損壊した住宅を調べる警察犬=1月2日午後3時10分、輪島市鳳至町上町

 石川県の6日午後2時時点の集計によると、県内の住宅被害は前日比3323戸増の5万5660戸となった。5214戸を確認した輪島市は初めて損傷の内訳を公表し、全壊1806戸(34.6%)、半壊1139戸(21.8%)、一部破損2269戸(43.5%)だった。

 このほかの市町でも被害戸数の確認が進み、七尾市1万2326戸、珠洲市7349戸、志賀町5112戸、能登町5千戸、金沢市4145戸、穴水町2891戸、中能登町2428戸、羽咋市2128戸などとなった。

 断水は前日から430戸減り、約3万7700戸となった。死者は240人、負傷者は計1182人と変化はなかった。安否不明者は輪島市9人、珠洲市2人の計11人。

 1次避難所には13市町で計7460人、1.5次避難所に245人、2次避難所に5248人が身を寄せている。

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