福島県内は、5日から広い範囲で大雪になり、これまでに峠は越えましたが、交通機関などに影響が出ました。
泉崎村の国道4号、道路からはずれ動けなくなった車がそのままになっていました。
5日夜から6日朝にかけて、県内各地でスリップ事故や雪で動けなくなる車が相次ぎました。
浜通り、いわき市の山間部でも。
水津邦治アナウンサー「いわき市長沢峠です。午前9時ですが気温は氷点下。ここでは車の立ち往生が5時間半に渡って発生しました」
いわき市三和町の国道49号では5日午後5時前、雪で動けなくなった複数の車が立ち往生、3キロほどの渋滞となりました。道路を管理する国道事務所では付近を通行止めにして車両の移動を図り、およそ5時間半後の午後10時半に立ち往生は解消され、6日未明に通行止めも解除されました。
南岸低気圧による雪は峠を越えましたが、白河や福島ではこの冬一番の雪の量となりました。
阿部正輝記者「一晩で銀世界になったJR白河駅前です。ご覧のように除雪車が通ったところにはこんもりと雪が積もっています」
白河市の女性「除雪がされていなくて、路面がぼこぼこしていてタイヤが取られて危なかった」
いわき市の山沿いの地区でも、ここ最近はなかった雪かきに追われていました。
郵便局長「こんなに降ったのは去年はなかったので、久しぶりに降ったような気がします。お客さまが危ないので。雪がいっぱいあると」
雪は峠を越えましたが、このあとも屋根からの落雪や着雪による樹木の倒木などに注意が必要です。