表彰台へ!高みを目指す小学生クライマー・江見昇真君(12) 岡山・津山市【こどもみらいパーク】

岡山県津山市にスポーツクライミングに打ち込む小学生がいます。2023年に行われた小学生の全国大会では4位。2024年は表彰台に立つことを目指しています。

倉敷市の「rocks CLIMBING GYM」。ここで練習に励んでいるのが、津山市立高野小学校6年の江見昇真君(12)です。

昇真君が挑んでいるのは、3種目あるスポーツクライミング競技の中で「ボルダー」と「リードクライミング」です。

「ボルダー」は、高さ約4mから5mの壁に設定された課題を制限時間内にいくつ登れたかを競う種目です。

「リードクライミング」は、十数mの壁に設定されたコースをロープを使ってどこまで登れるかを競う種目です。

昇真君は2023年9月に東京で行われたボルダーの全国大会と、11月に大阪で行われたリードクライミングの全国大会に出場し、小学5・6年生のクラスでどちらも4位に入りました。

(江見昇真 君)
「(Q.全国大会で4位になって)ここまで練習してやっと全国4位までなれたのですごくうれしかったです。けど、1位になれなかったので悔しいっていう気持ちもありました、同時に」

昇真君がスポーツクライミングを始めたのは6歳の時です。父親の敏明さんにクライミングジムに連れて行ってもらったのがきっかけでした。

スポーツクライミングにすっかり魅了された昇真君は、ジムでの練習に加え、父・敏明さんが自宅のガレージに作った「クライミング壁」でも練習を重ねています。

(江見昇真 君)
「(Q.スポーツクライミングの魅力は)うまくなればうまくなるほどいろいろな課題に挑戦できてできるところです。(Q.練習はきつくないですか?)きついです。でも大会とかでいい成績を出したり、出しきれるためにがんばって練習しています」

(父親/江見敏明さん)
「熱心にやはりスポーツクライミングに取り組む姿は親としてもうれしいかぎりですね。スポーツクライミングを通じて、やはり粘り強いであったり、あきらめない心であったり、そういったところに成長を感じます」

クライミングに挑む昇真君の姿を見て、小学4年生の弟、奏人君(10)も5歳でスポーツクライミングを始めました。

2023年11月に大阪で開かれたリードクライミングの全国大会では小学3・4年生のクラスで兄と同じ、4位に入りました。

(弟/江見奏人 君)
「(Q.お兄ちゃんと一緒にやるのは?)それはもちろん楽しいし、お兄ちゃんからアドバイスとかもらえてうれしい」

家族に見守られ、弟と一緒に練習に励む昇真君。夢に向かって一歩ずつ登ります。

(江見昇真 君)
「3月にある埼玉県の大会で表彰台に立つことを目標に頑張っています。そのために今はボルダリング(ボルダー)をメインにして努力していっています」

© 株式会社瀬戸内海放送