【京都記念/前走ローテ】「格がモノを言う」 単回収値601、馬券内率66.7%の狙って“オイシイ”安定株は?

[過去10年]京都記念2024の前走ローテ

2月11日に京都競馬場で行われる第117回京都記念(GII、芝2200m)のデータを紹介する。

今年は、チャレンジCを勝利したベラジオオペラ、エリザベス女王杯2着のルージュエヴァイユ、有馬記念14着から今年の始動戦となるプラダリア、3勝クラスを勝ちあがって重賞初挑戦となるブレイヴロッカーらがエントリー。

ここでは過去10年のデータから予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。

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■格が求められるレース

過去10年、様々なローテーションから勝ち馬が輩出されており、大きな偏りはないものの、唯一2勝を挙げているのが有馬記念組。複勝率は40.0%で、回収値が単勝361、複勝166と妙味も考えれば中心視したいローテ。

このうち、明け5、6歳馬が【2.0.2.3】で、競走中となったエフフォーリアを除けば、勝率33.3%、複勝率66.7%、回収値は単勝601、複勝276まで跳ね上がる。前走の着順、人気にかかわらず好走しており、今年の始動戦となるプラダリアには重い印が必要だろう。

・有馬記念【2.0.2.6】
・中山金杯【1.3.0.7】
・AJCC【1.1.1.11】
・エリザベス女王杯【1.1.0.4】
・菊花賞【1.1.0.1】
・香港ヴァーズ【1.1.0.0】
・日経新春杯【1.0.1.19】
・凱旋門賞【1.0.1.0】
・天皇賞秋【1.0.0.2】
・ジャパンC【0.1.3.6】
・ステイヤーズS【0.1.0.1】
・マイルCS【0.1.0.0】
・天皇賞春【0.0.1.1】
・京都大賞典【0.0.1.1】

最多の連対数をマークするのが中山金杯組。同組も7歳以上は振るっておらず、6歳以下なら【1.3.0.3】連対率57.1%へアップする。5歳馬のマテンロウレオは昨年の2着馬。過去にはサトノクラウンの連覇、ステイフーリッシュの3年連続好走、4歳時に3着だったマカヒキが6歳時に再度3着など、リピーターもたびたび現れる。トップハンデを背負った前走から、別定戦の57キロで済む今回は条件好転と見てよさそうだ。

他は偏りがないものの、クラス別で見ると前走GI組は【5.4.6.21】、GII組【2.2.3.37】、GIII組【1.2.0.16】、海外(GI)組が【2.1.1.0】。以下は【0.0.0.12】と格が求められる傾向にある。

■4歳馬が強いレース

上位人気に推されそうなベラジオオペラは【0.0.0.3】のGIII・チャレンジC組。サンプル数は少ないが、2022年のジェラルディーナ(4着)や16年のヒストリカル(4着)が健闘している。ダービーはタイム差なしの4着であり、昨年のこのレースで3着したプラダリア(ダービー5着)が好走できた点を考慮すれば、世代上位馬であれば通用する可能性は高いか。

エリザベス女王杯2着のルージュエヴァイユも人気の一角が想定されるが、同組は前走2着以内が【0.0.0.3】と振るっていない。好走馬2頭は2016年のタッチングスピーチと20年のクロノジェネシスでいずれも4歳馬。

そもそも同レースの牝馬の成績は【2.3.0.14】と微妙で、このうち4歳が【1.2.0.7】。5歳以上で好走したのは、次走以降、海外GIで無双したラヴズオンリーユーと、すでに重賞3勝を挙げていたスマートレイアー。この2頭と比較すると心許ない実績かもしれない。

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(SPREAD編集部)

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